「桃核承気湯でダイエットできるの?」
「どんな人なら痩せられるの?」
そのように思われていませんか?
ダイエットにいい漢方薬というのはいくつか存在していますが、体質に合わないと効果が発揮されないため、自分に合った漢方薬を知りたいと思っている方が多いのではないでしょうか。
そこで今回は、桃核承気湯で痩せられる人や特徴、副作用を中心にどのような漢方薬なのかを解説します。
桃核承気湯とは?
桃核承気湯にはどのような働きがあるのか、特徴や効果効能、副作用について解説します。
特徴
桃核承気湯は、全身の血液の流れや気の巡りを改善したり、ホルモンバランスを整えたりする漢方薬です。
月経に伴う頭痛や腹痛、倦怠感などの不調を緩和する効果が期待できます。
また、女性の肥満にも処方されており、先ほど紹介した「血太りタイプ」の方に用いられています。
さらにいうと、肥満状態にもいくつかのタイプに分けることができ、その中でも「肥満便秘気味の肥満」「隠れ肥満」「脂肪と筋肉が混合している固太り」にも用いられます。
また、ホルモンバランスが崩れ食欲が増進し食べてしまう、イライラしてしまうといった方にもおすすめです。
配合されている生薬
【桃仁(トウニン)】
バラ科モモなどの成熟種子を使用した生薬です。
血の滞りの改善、腸の水分不足による便秘の改善効果が期待できます。
【桂皮(ケイヒ)】
クスノキ科ケイの幹皮を使用した生薬です。
体の冷えの改善、熱を帯び過ぎている状態を下げる、温めて経脈の気血を巡らせる効果が期待できます。
【大黄(ダイオウ)】
タデ科ダイオウ属植物の根茎を使用した生薬です。
帯び過ぎている熱によるのぼせや鼻血などの改善、解毒による炎症の痛みや化膿などの改善、血の滞りによる各症状の改善などさまざまな効果が期待できます。
【甘草(カンゾウ)】
マメ科ウラルカンゾウなどを使用した生薬です。
生薬同士の働きを調和させる働きがあります。
効果効能
体力中等度以上で、のぼせて便秘しがちなものの次の諸症:月経不順、月経困難症、月経痛、月経時や産後の精神不安、腰痛、便秘、高血圧の随伴症状(頭痛、めまい、肩こり)、痔疾、打撲症
副作用
桃核承気湯は、以下の副作用を起こす場合があります。
- 発疹
- 発赤
- かゆみ
- はげしい腹痛を伴う下痢
- 腹痛
また、桃核承気湯には甘草が配合されているため、その他漢方薬などとの併用で大量摂取した場合や長期間服用した場合「偽アルデステロン」という重篤な副作用を起こす場合があります。
偽アルデステロンとは…
筋力の低下、手足の脱力、歩行困難、低カリウム症、嘔吐などさまざまな体調不良を引き起こす疾患です。
適していない人
虚証タイプで胃腸が弱く下痢しやすい方、冷え性の方、妊娠・授乳中の方には向いていません。
便通を促す作用のある生薬の配合により、下痢しやすい方や妊娠中の方、授乳中の方は服用を避けましょう。
また、熱を下げる作用のある生薬が含まれているため、冷え性の方が服用するとさらに体を冷やす恐れがあり、服用はおすすめできません。
桃核承気湯の市販薬
クラシエ 桃核承気湯 24H
便秘がちな方の生理痛、生理時の精神不安がある方におすすめの漢方薬です。
24包入りで1,980円程度で購入できます。
顆粒の個装タイプのため、錠剤タイプが苦手な方かつ計量の手間を省きたい方に向いています。
ツムラ 漢方桃核承気湯エキス顆粒
のぼせてイライラする便秘の方におすすめの漢方薬です。
20包入りで2,640円程度の価格で購入できます。
こちらも顆粒の個装タイプなので、クラシエ同様、錠剤タイプが苦手な方かつ計量の手間を省きたい方におすすめです。
東洋薬行 桃核承気湯
ホルモンバランスを整えて不安やイライラを落ち着かせたい方におすすめの漢方薬です。
100g入っており、1日3回1.5g(付属のスプーン1杯分)をすくって服用するタイプです。
価格は6,050円程度で購入できます。
結論:桃核承気湯は肥満症改善に効果的!
結論からお伝えすると、桃核承気湯は美容のためのダイエットではなく、肥満症改善に効果的です。
肥満症というのは、脂肪の過度な蓄積や水が体に溜まるなどして健康に悪影響が及んでいる状態をいいます。
つまり「肥満症ではないけれど、細くなってキレイになるんだ!かっこよくなるんだ!」という方には向いていません。
肥満の原因タイプには種類がある
肥満といえば「脂肪」と思われるかもしれませんが、さまざまな種類があります。
例えば、東洋医学が考える肥満の種類には以下の4つがあります。
- 脂肪太り
- 水太り
- 血太り
- その他
上記の中で桃核承気湯が適しているのは血太りです。
【脂肪太り】
脂肪太りは、食べ過ぎが原因で起こる肥満です。血色が良くお腹周りの脂肪が多い、いわゆるリンゴ体型の方が該当します。暴飲暴食の傾向があり暑がりで便秘気味であったり、体力もありエネルギッシュであったりする方が多いです。
【水太り】
食事の量が多くないのにも関わらず、水を飲んでも太ると感じる方は、水太りタイプの可能性が高いです。基本的に新陳代謝が低く、体力は虚弱気味から普通、運動が苦手、体が冷えやすく疲れやすい、むくみやすいといった方が該当します。
【血太り】
血行不良が原因による肥満、ホルモンバランスの崩れによる肥満が該当します。女性に多いタイプで、出産や更年期を境に太った方の多くが血太りによるものです。
【その他】
他にも、ストレス太りや過食症による肥満があります。ストレス太りは、ストレスによる暴飲暴食が主な原因です。ストレス太りだけ、過食症だけというよりも、さまざまなタイプが混ざっている混合タイプの肥満が多い傾向にあります。
桃核承気湯で痩せる肥満状態のタイプについて
【隠れ肥満】
隠れ肥満は「サルコペニア肥満」とも呼ばれ、サルコは「筋肉」、ペニアは「減少」を意味しています。つまり、筋肉量が減って体の脂肪の割合が増加している肥満です。
BMIが正常ですが体脂肪率が高く、筋肉や骨に比べて内臓脂肪が多いのが特徴です。
【固太り】
固太りは、筋肉の間に脂肪が入り込んでいる状態の肥満で、プロレスラーのようなガタイのいい体型であるのが特徴です。
以前にスポーツや体を使う部活または仕事で筋肉質だった方に脂肪がつくと、固太りになりやすい傾向にあります。
即実感・安心の漢方薬処方を希望する方は医療ダイエット!
漢方薬は、体質改善を促すことで症状を緩和・改善を目指すものですので、肥満を改善するまでに長い期間がかかります。
一方医療ダイエットには、即効性のある施術かつ脂肪細胞を減らしてリバウンドしにくい施術があります。
また、漢方薬の使用は自身の判断ではなく、プロの診断で使用することを推奨します。
漢方薬は薬ですので、体質によって合う合わないがあり、きちんと見極めて服用する必要があるからです。
もし、即効性かつリバウンドしないダイエットをしたい方、安全に漢方薬を服用したい方は「医療ダイエット」がおすすめです。
例えば、共立美容外科では、漢方薬をはじめとしたダイエットピルによるダイエット外来、脂肪吸引などの施術で即効痩せができる痩身術があります。
安心処方!ダイエットピル外来
共立美容外科では以下のダイエットピルを取り扱っています。
ゼニカル(内服薬)
食欲抑制、食事の油を便に排出させ脂肪の蓄積を抑制する効果が期待できる肥満治療薬です。FDA認定を受けています。
サノレックス(内服薬)
食欲を抑制し食べ過ぎを防止することで肥満を改善する薬です。
漢方薬(内服薬)
防風通聖散・桃核承気湯・防己黄老湯を取り扱っており、医師が一人ひとりに合った漢方薬を処方します。
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すぐに実感!痩身術
共立美容外科では、以下の施術を取り扱っています。
共立式KB脂肪吸引
共立美容外科独自の技術を駆使し脂肪吸引を行う痩身術です。頬、顎下、お腹、二の腕、背中、腰、太もも、ふくらはぎといった、あらゆる部位の施術ができます。
脂肪溶解注射(BNLS・メソセラピー)
通常のダイエットでは不可能な部分痩せを実現できます。
ボツリヌストキシン(ふくらはぎ・エラ)
毒素を抜いて作られたボツリヌストキシン製剤を、ふくらはぎやエラに打つことで、脚やせ効果やエラ張り改善・小顔効果が得られます。
フリーズファット
お腹や二の腕など、脂肪が気になる部分にマシンを取り付け、脂肪を凍らせて破壊する施術です。銀座院、大阪本院、福岡院で受けられます。
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