妊娠を希望している人の中にも、豊胸手術をしたいと考えている方はいませんか？
しかし、妊娠中は体も大きく変化し、産後には授乳もあります。その場合、豊胸手術をして、何か困ることは起きないのかと心配になるのではないでしょうか。
そこで今回は、豊胸手術が妊娠中や授乳に及ぼす影響をまとめました。
母乳の仕組み
まずは、母乳がでる仕組みを説明します。出産時に、赤ちゃんと共に胎盤が体の外へと排出されます。この胎盤が体の外へ出ると、エストロゲン・プロゲステロンの分泌が減少します。
すると、プロラクチンと呼ばれるホルモンが乳腺に働きかけ母乳が生産されます。そして、生産された母乳は乳管を通り、乳官洞に蓄えられ、赤ちゃんが乳頭を吸うと母乳がでてきます。
豊胸が妊娠中にもたらす影響
妊娠中に豊胸手術が影響をあたえることは、余りありません。
しかし、妊娠中は女性の体は大きく変化していきます。特に、授乳に備え乳腺や乳管が発達していき、バストも大きくなり、張りを感じることがあります。そのため、妊娠前にシリコンバッグを除去する方もいます。
豊胸手術が授乳に及ぼす影響
結論からお伝えすると、豊胸手術が授乳に害のある影響を及ぼすことはほぼありません。
きちんとしたクリニック・技術の高い医師の手術であれば、ヒアルロン酸注入・脂肪注入法・シリコンバッグ挿入のどの種類でも、安心して豊胸手術を受けることができます。
しかし中には、悪い影響を与えてしまう場合もあります。ここからは、悪い影響を与えてしまう状況を紹介していきます。
- 炎症や感染症を起こす
- 乳管などの組織を傷つける
炎症や感染症を起こす
ヒアルロン酸注入や脂肪注入法は1度に多くの量を注入し過ぎたり、質の悪いヒアルロン酸を注入してしまうと、しこりの原因となり授乳に悪い影響を与えることがあります。
また、シリコンバッグ挿入では、体型に合わない大きさのシリコンを挿入し、乳腺や血管に炎症を引き起こすことがあります。他にも、シリコンが劣化してしまい、バックが破損しバストに痛みがおき、授乳が困難になる場合もあります。
乳管などの組織を傷つける
本来の手術であれば、乳管などの組織を傷つけることはありません。
しかし、医師の技量が未熟な場合には、組織に傷をつけてしまう可能性があります。
中には、乳管や乳腺にヒアルロン酸を注入してしまい炎症を起こしてしまったケースもあるため、クリニック選びや医師選びは慎重におこないましょう。
卒乳後の豊胸
妊娠・出産・授乳と、1年～3年のあいだにバストの形や張りが変わってきます。特に、授乳が終わり卒乳する段階になると、バストの張りはなくなり、バストの位置も少し下がります。
頑張って子育てをしている結果なのですが、女性としてはその自分のバストをみると少し悲しく、寂しくもなります。そんなときに、バストアップや張りを与えることができる豊胸手術がおすすめです。
ここからは、卒乳後におすすめの豊胸手術を紹介します。
コンデスリッチ豊胸
コンデスリッチ豊胸とは、脂肪注入法の中の1種類です。コンデスリッチファストと呼ばれる不純物を取り除いた脂肪をバストに注入します。定着率が高く、半永久的に持続するため、細かいメンテナンスが不要です。
また、自身の脂肪を使用するので、妊娠中や産後にお肉が付きやすくなったお腹や太ももなどの部分瘦せも可能です。
豊胸手術自体は、細い注射器（カニューレ）を使用するので、大きな痛みはありません。しかし、脂肪吸引の場合は切開が必要となるので、ダウンタイムが必要です。
ヒアルロン酸豊胸
ヒアルロン酸をバストに注入する方法です。1カップサイズを上げるのに、両胸で100㏄ほどのヒアルロン酸が必要となります。
短時間で施術が終わり、ダウンタイムも余り必要がないので、忙しいママにはうってつけの豊胸手術となります。
しかし、ヒアルロン酸は時間が経てば体に吸収されてしまいます。長くても2年～3年の持続期間となるので、定期的なメンテナンスが必要です。
まとめ【豊胸手術は妊娠中や授乳に問題なし！しかし、しこりや炎症には注意が必要】
今回は、豊胸手術が妊娠や授乳に与える影響について紹介しました。きちんとしたクリニックや技術の高い医師を選べば、豊胸手術が妊娠や授乳に悪い影響をあたえることはありません。口コミやホームページ、無料のカウンセリングなどを受け、信頼できるクリニックを選んでください。
妊娠や授乳により、スタイルも変わってしまうこともありますが、豊胸することで授乳前のバストや、それ以上の理想のバストを手に入れこともできます。ママになっても、女性らしいスタイルを求めることは素敵なことです。
この記事が皆様のお役に立てれば幸いです。
