糸リフトとは、たるんだ皮膚を持ち上げてリフトアップする施術を言います。
悩みに合わせて何本入れるか選択できますが、なりたいイメージや悩みによって使用する糸の種類や本数は変わってきます。
さらに、「どの糸を何本入れるのか分からないために予算を考えられない」と悩む方もいると思います。
そこで、今回は糸リフトの種類・平均本数・相場を解説していきます。
※本数や値段はなりたいイメージやたるみ具合、クリニックによって変動しますので、目安としてご覧ください。
糸リフトの素材の種類
糸リフトには「溶ける糸」と「溶けない糸」があります。
溶ける糸はいずれ溶けるので、異物を挿入するのに抵抗感がある方への心理的負担が少なくなるのがメリットです。
多くのクリニックでは、安全性の高い溶ける糸を使用しています。
いま主流となっているのは「溶ける糸」。
ここでは、「溶ける糸」の種類をご紹介します。
溶けない糸リフトに関しては、下記の記事で紹介しています。
気になる方は、こちらの記事も合わせて参考にしてください。
溶ける糸リフトの種類
糸リフトは悩みによって使用する素材が違います。
どの素材も優秀ですが、それぞれに特徴があり、その素材に向いている人が変わってきます。
主に使用している材料によって3つにわかれています。
- PDO
- PCL
- PLA
それぞれの糸の特徴を説明していきます。
PDO
1年ほどで体内に吸収される糸で、コラーゲンの生成力が高いのが特徴です。
主にエイジングケア目的で使用される素材です。
PDO糸は摩擦力をもっており、肌の引き締めにも効果を発揮します。
テスリフトソフト、バーブツーアンカー、リードファインリフトなどの材料に使用されています。
PCL
ほかの糸と比べてなじみやすく、柔らかいので口元などよく動く部分に使われる素材になります。
2~3年で吸収されるので、リフト効果が平均より長く続くのが特徴です。
VOVリフト、VOVリフトプレミアム、Gコグリフト、などの材料に使用されています。
PLA
3つの中で最もリフトアップ効果が高く、吸収されるのも2年くらいかかります。
糸も硬く、美肌効果が長く続くのが特徴です。
Zリフト、3Dリフトなどの材料にPLAは使用されています。
糸リフトの平均挿入本数と値段の相場
たるみの強さやどのくらいリフトアップしたいのかによって使用する糸の素材・挿れる本数が変わってきます。
ここからは、糸リフトの挿入本数の目安や値段の相場を説明します。
糸リフトは何本入れるの?
平均的に、片方3~5本、両方6~10本が目安となります。
1カ所3本ずつ挿入して、リフトアップしていくイメージです。
ただし、たるみ具合やなりたいイメージによって本数は変わってきます。中には、両方で30本ほど使う場合もあります。
しかし、平均的に多くても両方で15本以内の糸リフトが多いようです。
糸リフトを複数入れる理由
糸リフトは顔の両方に何本か入れるのが基本です。
なぜなら、1本だけでリフトアップするとその糸に負荷がかかります。そのため、引きつったような印象になってしまいます。
なので1本だけ挿入することはオススメされていません。
バランス良く引き上げるために、何本かまとめて挿入し、リフトアップしていきます。
また、トゲのある糸とない糸の2種類があります。
トゲのない糸を挿入する場合にはある糸より挿入本数が多くなります。
糸の挿入は、クリニックごとに異なってきます。
糸リフトの値段の相場
1本3~5万円が糸リフトの相場です。クリニックによって料金設定は異なるので、あくまで目安となります。
これに麻酔代などのプラスアルファがかかってきます。また、糸の種類・形状によっても値段は多少変動します。
何本まとめて10万円などの料金設定のクリニックが多いです。
※クリニックによって、料金プランが異なります。
気になる症状で本数・値段は変わる
例えば、たるみが軽い、エイジングケア目的で挿入する場合、本数は少なくなります。
3本が目安だと考えて良いでしょう。
ほかにも、ほうれい線が気になる場合には糸を3本挿入していきます。
逆にたるみやシワが強い場合は、挿入する本数が増えます。
フェイスラインが気になる場合は3~4本を挿入してリフトアップします。
顔全体をリフトアップしたい場合は6本挿入します。
それぞれたるみ具合や希望によって本数は変わってきます。ですので、あくまで平均として参考にしてください。
【おわりに】糸リフトの種類や本数はクリニックで相談を
いかがでしたか。
糸リフトの特徴やダウンタイムについて調べることはあっても、本数について調べる機会は少ないと思います。
効果を高めるために、糸リフトは何本かまとめて入れる必要があります。決して安価でないからこそ、慎重に行動したいですね。
自分はどの糸が向いているのか、何本の糸が必要か調べるために、まずはカウンセリングにいくことをオススメします。
多くのクリニックはカウンセリングだけでも大丈夫なので、まずはお話だけでも。
この記事が参考になれば嬉しいです。