【ニキビにおすすめの市販漢方薬6選】副作用や選び方もあわせて解説!

「ニキビにおすすめの漢方薬を知りたい!」

「市販で買えるニキビに効く漢方薬を知りたい!」

こんな風に悩んでいませんか?

男女問わず多くの方を悩ませるニキビ。本記事では、ニキビにおすすめの市販で買える漢方薬を6つ紹介します!
副作用や選び方についても紹介しています。最寄りのドラッグストアで漢方薬を購入し、ニキビ体質を改善しましょう!

目次

ニキビには漢方薬が効果的

ニキビの主な原因は5つあります。

  • ホルモンバランスの崩れ
  • 余分な皮脂や汚れなどによる毛穴詰まり
  • 睡眠不足
  • ストレス
  • 肌の栄養不足

ニキビは食事の栄養バランスや睡眠の質を高めることで改善されていきます。しかし、日々忙しく過ごしていると、これらをクリアするのはなかなか難しいですよね。

そのような方には、栄養バランスや睡眠は意識しつつ、漢方薬の力を借りてニキビを根本から改善していくのがおすすめ!

とはいえ、漢方薬の選び方は特殊で、体質や症状、体力の程度から判断して選ばなければなりません。体質に合わない漢方薬を選ぶと、副作用が出たり効果が出なかったりします。

まずは漢方の選び方のポイントを押さえましょう!

漢方によるニキビの対策

ニキビには種類があり、白ニキビ、黒ニキビ、赤ニキビがあります。漢方では、3つのニキビができやすい傾向にある方や対策について、以下のように考えています。

種類なりやすい人の特徴対策
白ニキビ水の巡りが悪い方がなりやすい余分な水分を排出することを意識することが大切
黒ニキビ血の巡りが滞りがちな方がなりやすい体を冷やさないようにし、血の巡りをよくすることを意識
赤ニキビ体に熱がこもりがちな方がなりやすい体の熱を取り除き、暑い場所は避ける

上記の考えは、漢方薬を選ぶ上で重要なポイントになります。ご自身のニキビのタイプと照らし合わせてチェックしておきましょう!

漢方薬を選ぶポイント4つ

漢方は、ニキビなどの主な症状に加えて「気・血・水」をベースに分けられた体のトラブル、体力の程度などから診断して処方しています。漢方薬を選ぶうえで重要なポイントは次の通りです。

  1. ニキビの種類をチェック
  2. 気血水のトラブルをチェック
  3. 体力の程度をチェック
  4. 体が冷えているかほてっているかのチェック

上記4つは、自身に合うニキビの漢方薬を選ぶ際に欠かせない重要なポイントです。
順番にチェックしていき、ご自身に合う漢方を選べるようになりましょう!

ステップ1:ニキビの種類をチェック

選ぶべき漢方薬の種類は、白ニキビ、黒ニキビ、赤ニキビ、化膿しているかどうかで異なります。漢方薬を選ぶ際は、まずニキビの種類を確認することからはじめましょう。

ステップ2:気血水のトラブルをチェック

漢方の基本である「気血水」について解説します。気はエネルギー、血は血流や血量、水はリンパ液や鼻水などの血以外の水分の巡りを指します。気血水のトラブル状態は、漢方では以下のようにいわれています。

  • 気血水の量が不足している➡気虚、血虚、津虚(しんきょ)
  • 気血水が滞っている➡気滞、於血(おけつ)、水滞
  • 気の循環が失調(上半身から下半身巡るはずが逆流している)➡気逆

・気血水トラブルの判断方法を表にまとめたのでご覧ください

気虚・倦怠感がある
・風邪をひきやすい
・胃腸の調子が悪い
・あざができやすい
・体が冷える
・食欲が湧かない
血虚・貧血
・めまいがする
・髪の毛がパサつく
・爪が割れやすい
・肌が乾燥しやすい
・目がかすんだり乾いたりする
・唇や舌が白っぽい
津虚・髪肌目口が乾燥する
・のぼせやすい
・寝汗をかく
・手足がほてりやすい
・午後になると微熱が出やすい
・舌に割れがある
気滞・イライラしやすい
・不安になる
・不眠症状がある
・お腹が張る
・肩首背中が張る
於血・ニキビ、吹き出物などの肌トラブルが出やすい
・目の下のクマが気になる
・肩こりや腰痛が気になる
・舌や唇が黒っぽい
水滞・むくみやすい
・ジュクジュクとした湿疹ができやすい
・痰がでる
・雨の日に倦怠感がある
・耳鳴りやめまいがする
気逆・のぼせ
・赤ら顔
・四肢の冷え
・発作性の発汗
・動悸
・咳発作
・腹痛
・嘔吐へその上あたりの拍動

これらのトラブルと症状の関係は、実際に漢方の説明書きには書かれていません。一般的には、漢方の効果効能の欄に症状として書かれているのみです。しかし、症状や体に起きているトラブルの状態を判断できるようになると、漢方選びができるようになるので、覚えておいて損はありません。

ステップ3:体力の程度をチェック

漢方の説明書きには、虚弱体質、体力がある、体力が中等といった体力の程度が必ず書かれています。漢方では、体力程度を以下のように表します。

  • 虚証:虚弱体質
  • 虚実間:体力中等
  • 実証:体力がある

体力の程度に合わない漢方を飲むと体調を壊す恐れがあるため、必ずチェックしてから購入しましょう。

ステップ4:体が冷えているかほてっているかのチェック

漢方では、体の冷えとほてりのバランス状態を以下のように表します。

  • 体が冷えている:寒証
  • 体がほてっている:熱証

同じニキビであっても、体の冷えがある方とほてりがある方では、処方する漢方薬が異なります。漢方薬の効果効能の欄にも書かれているので、チェックしてから購入してくださいね。

ニキビにおすすめの市販漢方薬を5つ紹介!

ニキビにおすすめの市販漢方薬を5つ紹介します。今回紹介するのは、以下の漢方薬です。

  1. 当帰芍薬散
  2. 桂枝茯苓丸
  3. 十味敗毒湯
  4. 荊芥連翹湯
  5. 清上防風湯

一つずつ解説していきます。

当帰芍薬散とうきしゃくやくさん(血虚・於血・水滞・虚証・寒証)

【第2類医薬品】ツムラ漢方当帰芍薬散料エキス顆粒 48包

当帰芍薬散は、白ニキビの改善に役立つ漢方薬です。

血の巡りをよくし、余分な水分を排出することで白ニキビの改善をサポートします。
やせていて顔色が悪い冷え性の方に向いています。

桂枝茯苓丸けいしぶくりょうがん(於血・気逆・虚実間)

【第2類医薬品】ツムラ漢方桂枝茯苓丸料エキス顆粒A 48包

桂枝茯苓丸は、赤ニキビ・黒ニキビの改善に役立つ漢方薬です。

血流の滞りをよくすることで、赤ニキビ・黒ニキビの改善を促します。
体力が比較的あり、赤ら顔でのぼせやすいが手足が冷える方が対象です。

十味敗毒湯じゅうみはいどくとう(虚実間)

【第2類医薬品】十味敗毒湯エキス錠クラシエ 180錠

十味敗毒湯は、化膿を繰り返すにきびの改善に役立つ漢方薬です。

毒素を排出することで化膿を抑え、痒みや赤みなどの改善に働きかけます。
体力が比較的ある方に向いています。

荊芥連翹湯けいがいれんぎょうとう(虚実間・血虚・熱証)

【第2類医薬品】荊芥連翹湯エキス錠Fクラシエ 180錠

荊芥連翹湯は、慢性化している皮疹・ニキビ、赤ニキビの改善に働きかける漢方薬です。

血の巡りを良くし、炎症を抑えることで慢性化したニキビを改善する効果が期待できます。
熱を引かせる作用により、白ニキビが赤ニキビになるのを予防するのにも役立ちます。
比較的体力があり、肌が浅黒い方におすすめです。

清上防風湯せいじょうぼうふうとう(実証・熱証)

【第2類医薬品】ツムラ漢方清上防風湯エキス顆粒 48包

清上防風湯は、赤ニキビのほか、ニキビが化膿しやすい方におすすめの漢方薬です。

こもった熱や腫れをひかせる作用により、赤ニキビを落ち着かせます。
体力がある方が対象の漢方薬です。

漢方薬の副作用について

漢方薬の副作用は少ないですが、ないわけではありません。

体質に合わない漢方薬を服用することで、胃腸機能や肝機能障害といった副作用が出る場合があります。
自分の診断結果が正しいのかわからない、または自信がないといった方は、医師の診断のもと漢方を処方してもらうのが安心です。

漢方薬でニキビの改善が見られなければ美容医療もおすすめ!

漢方薬を1~3か月ほど飲んでも改善が見られない場合は、美容医療を受けるのもおすすめです!

共立美容外科では、ダウンタイムが少ないニキビやニキビ跡のための施術を提案しています。

  • ダーマペン4

極細針で肌を傷つけ、肌の修復する力を利用してニキビやニキビ跡の改善を促します。ターンオーバーの促進やコラーゲン、エラスチンの増生により、肌のハリやツヤ、黒ずみ、開き毛穴にも効果が期待できます。痛みは麻酔がいらないほど少なく、ダウンタイムは赤みが2日ほどで落ち着きます。

  • マッサージピール PRX-T33

マッサージピールは、ピーリング施術の一つです。専用のピーリング剤を顔全体に塗布し、馴染ませるようにマッサージして洗い流します。お手軽な施術なので、仕事帰りに施術を受けることも十分可能です。

共立美容外科では、相乗効果が期待できるマッサージピールとダーマペン4を組み合わせた「ベルベットスキン」もあります。


まずは無料カウンセリングで相談してみましょう!

共立美容外科では、電話やメール、LINEで無料カウンセリングが受けられます。新宿院限定ですが、オンライン診療もしています。

美容クリニックは美肌のプロフェッショナルです。一人で抱え込まず、プロに頼ってみてもいいのではないでしょうか。

>>ニキビ肌を美しい肌に導く共立美容外科

【まとめ】漢方薬でニキビができにくい体質になろう!

漢方薬は対処療法の医薬品とは違い、体質改善に働きかけます。

ニキビ改善のための漢方薬は非常に種類が多く、症状や原因をさらに詳しく調べて処方することも可能です。
しかしそれは医師にしかできません。漢方選びが難しいと感じる方は、医療機関にて診断を受けて処方してもらうことをおすすめします。

のん

漢方コーディネーター&薬膳調整士 元美容部員の美容ライター★ 漢方や薬膳、美容医療の執筆実績多数。化粧品検定3級取得。 趣味はコスメ集めとメイクの研究!最近、ROLAさんに憧れてトレーニングやヨガをはじめました♪

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この記事を書いた人

漢方コーディネーター&薬膳調整士
元美容部員の美容ライター★
漢方や薬膳、美容医療の執筆実績多数。化粧品検定3級取得。
趣味はコスメ集めとメイクの研究!最近、ROLAさんに憧れてトレーニングやヨガをはじめました♪

この記事の監修者

オオクボタカユキ
びよう研究所所長
薬剤師・博士(薬学)
メーカーにて医薬品の適正使用に関する業務に従事した後、総合病院にて臨床薬物治療に携わる。大学院博士課程にて多数の研究論文を執筆し博士号を取得。現在は人の幸福感を上げるための美容医療の研究を行っている。
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