ご質問
葉酸サプリ
メラトニン
アスタキサンチン
アセチル lカルニチン
オメガ3
PQQ
コエンザイムq10
レスベラトロール
ラクトフェリン
ソイプロテイン
って全部1日で飲んでも大丈夫だと思いますか?摂りすぎですかね?
特に基礎疾患などはありません
サプリを何種類も飲んでいいのかが気になりまして…
サプリメントは栄養素なので、各栄養素の摂取上限を守れば、基本的には問題ないです。
しかし、複数のサプリメントを飲む必要があるのかどうか…は微妙なところです。
個人的見解を踏まえてご紹介します。
生姜焼き定食の栄養素
こちらがカロリースリムというサイトでチェックした、生姜焼き定食一食分の栄養素です。
生姜焼き定食のカロリーは589g(1人前)で725kcalのカロリー。生姜焼き定食は100g換算で123kcalのカロリーで、80kcalあたりのグラム目安量は65.04g。炭水化物が多く93.12gでそのうち糖質が87.41g、たんぱく質が28.98g、脂質が26.27gとなっており、ビタミン・ミネラルではヨウ素とモリブデンの成分が多い。
カロリースリム
生姜焼き定食の主要成分
生姜焼き定食には、カロリーやタンパク質の他にも、たくさんのビタミンやミネラルが含まれています。
1日に3回食事を食べるとして、生姜焼き定食以外にも、あと2回食事を食べることができますよね。
3回とも生姜焼き定食を食べると、ビタミンB1は「2.4mg」となり、国内の主要なマルチビタミンよりも多いレベルのビタミンB1が摂取できます。
しかし、ビタミンAやビタミンDは不足しがちになり、栄養素の偏りが発生します。
何がいいたいかというと、、、
1日3回の食事をベースにして、不足している分をサプリメントで補うという考え方が理想なのではないかということです。
食生活や嗜好は人それぞれであり、自分にとって不足しているサプリメントを選択するのが良いと思います。
例えば、僕は青魚が嫌いなので、オメガ3はサプリメントから摂取しています。
自分の食事パターンに合わせてサプリメントを選ぶと良いです。
何選んだらいいかわからないって方は、マルチビタミンがおすすめです。
いろんなビタミンを幅広く摂取できます。
サプリメントを飲んで身体がどうこうなるということではなく
サプリメントで食事を補完していくイメージです。
ボディーメイク中の方などは栄養や食事を厳格にコントロールする必要があります。
食事から栄養素が取りにくいような場合にこそサプリメントがおすすめです。
トレーナーや栄養士の指導のもとでサプリメントを使用しましょう
複数サプリメントを併用する際の注意点
サプリメントを併用する際の注意点がいくつかあります。
各成分の一日摂取量に注意
各栄養素には以下のような「目標とする摂取量」があります。
- 「推奨量」(recommended dietary allowance:RDA)
- 「目安量」(adequate intake:AI)
- 「耐容上限量」(tolerable upper intake level:UL)
- など
日本人の食事摂取基準(2020 年版)に各栄養素の推奨量などがありますので、これらの量を大体の目標として栄養素を摂取していくのがおすすめです。
毎日の食事からも様々な栄養素が摂取されるので、サプリメントの量だけではなく、総合的な栄養を考慮していく必要があります。
考えれば考えるほど全てを把握するなんて無理だということがわかる。
ざっくりと注意しよう!くらいで大丈夫です。
併用による成分の重複に注意
サプリメントを2種類以上併用する際に注意したいのが「サプリメント同士の成分の重複」です。
例えば、体に良いと思ってマルチビタミンを3種類飲んでます!っていう場合、いろんな成分が重複している可能性があります。
こんなことする人はさすがにいない
マルチビタミンを3種類飲むという人はいないと思いますが、、、
マルチビタミン+ビタミンC(パントテン酸も入っているもの)+パントテン酸
みたいなことをやると、ビタミンCとパントテン酸が重複してしまってオーバーになる可能性があります。
ビタミンCやパントテン酸を多少多めに摂取したところでどうということはないと思いますが、サプリメント間の成分の重複には注意です。
医薬品との相互作用に注意
サプリメントそのものは「毒にも薬にもならない」ような成分であったとしても、肝心な薬の作用に影響を及ぼしてしまうものがあります。
たとえば、ビタミンB6は抗てんかん薬であるフェニトインの薬効を減弱させる可能性があったり、ビタミンCが女性ホルモンであるエチニルエストラジオールの生物効力を60%程度上昇させてしまう可能性などが知られています。
ビタミンB6もビタミンCも水溶性ビタミンであり、多少オーバーに摂取したとしても問題ないと考えられますが、病気の治療のために内服している医薬品の効果に影響が出るのは大問題です。
サプリメントを常用している人は必ず診察の時に医師に伝えるようにしましょう。
【こんな事例も】医薬品の鉄剤+鉄サプリメント
貧血の治療薬として使用される医薬品には「鉄剤」があります。
鉄欠乏性貧血という貧血状態の改善に「鉄分」が重要となるため、それを補ってあげる医薬品です。
ある時、鉄剤が処方されている患者さんが、「貧血に良い」というサプリメントを自分で購入して飲み始めました。
このサプリメントは鉄のサプリメントです。
※サプリメント自体は悪いものではありません
この場合、「医薬品の鉄分+サプリメントの鉄分」になるため、医薬品として摂取すべき鉄分の量が変化してしまいます。
仮に鉄の値が改善したとしても、「医薬品の鉄分+サプリメントの鉄分」で症状が改善したということになるので、次回からの治療戦略もたてにくくなります。(医薬品を減らせばいいのかサプリメントをやめるべきかがわからない)
鉄剤だけではなく、カルシウムやビタミンD、マグネシウムなども「よく処方される薬」であるため、注意する必要があります。
価格とコストに注意
サプリメントを併用する際に問題になるのがコストです。
仮に、無尽蔵にお金があったとしても、サプリメントに大量の投資を行うのは得策ではありません。
コスパが悪く、「それならご飯食べたほうがよくない?」ってなります。
どう頑張ってもサプリメントは食事の代わりにはなりません。
なぜなら美味しくないからです。
必要栄養素を算出し、それを全てサプリメントや栄養食で補うということもできる時代ではありますが、少なくても美味しくはありません。
食事というのは、「栄養」だけではなく、「美味しさ」や「繋がり」などを感じるためのものだと思います。
サプリメントの大量摂取で「栄養だけ取れば良い」というのは僕はおすすめしません。
おいしくないから
【AI解説】各栄養素の詳細
葉酸サプリ
葉酸はB群のビタミンで、特に妊娠初期の胎児の神経管閉鎖障害を予防するために推奨されます。また、DNA合成や修復、細胞の分裂と成長に関与しています。サプリメントとして摂取することで、食事から十分な葉酸を取得できない場合の不足を補うことができます。
メラトニン
メラトニンは、脳の松果体で産生されるホルモンで、睡眠と覚醒のリズムを調整する役割があります。夜になると分泌が増え、朝になると減少します。サプリメントとしてのメラトニンは、時差ぼけや不眠症の治療に役立つとされています。
アスタキサンチン
アスタキサンチンは、藻類やサケ、エビなどに含まれる赤い色素成分で、強力な抗酸化作用を持っています。紫外線や活性酸素から体を守る効果が期待されています。
アセチル lカルニチン
アセチル lカルニチンは、エネルギー代謝に関与するアミノ酸の一種で、特に神経細胞の保護や脳機能の向上に効果があるとされています。
オメガ3
オメガ3は、魚油に豊富に含まれる不飽和脂肪酸で、心臓病の予防や認知機能の保護などの健康効果が研究されています。
PQQ
**PQQ(ピロロキノリンキノン)**は、細胞のミトコンドリアの機能をサポートする抗酸化成分で、エネルギー産生や神経保護の効果が期待されています。
コエンザイムq10
コエンザイムQ10は、ミトコンドリアでのエネルギー産生に必要な物質で、心臓や筋肉の健康をサポートします。また、抗酸化作用も持っています。
レスベラトロール
レスベラトロールは、赤ワインやピーナッツに含まれる化合物で、抗酸化作用や寿命延長の効果が研究されています。
ラクトフェリン
ラクトフェリンは、母乳や牛乳に含まれるタンパク質で、免疫機能の強化や鉄の吸収を助ける効果があります。
ソイプロテイン
ソイプロテインは、大豆から得られるタンパク質で、心臓病のリスクを低減する効果や筋肉増強に役立つとされています。また、女性ホルモン様の効果を持つイソフラボンを含んでいるため、更年期障害の緩和にも利用されます。