埋没法は二重にする人気の手術です。
左右対称の目になるようバランスをとることも目的としていますが、手術が終わっても左右差が残ってしまうことがあります。
この記事では、埋没法施術後の左右差について解説します。
- 埋没法後に二重まぶたが左右非対称になってしまう原因
- 左右のバランスを改善するために有効な方法
- 手術後のトラブルを減らすコツ
二重まぶたの埋没法直後に左右非対称になる原因
二重まぶたの埋没法の手術直後に左右非対称になる原因を紹介します。
・手術自体の失敗
・ダウンタイムの症状
手術自体の失敗
二重まぶたに左右差が起きる原因のひとつは、手術自体の失敗です。埋没法が太すぎたり、挿入する角度が悪かったりすると、手術の結果が左右非対称になることがあります。
ダウンタイムの症状
埋没法の手術後1ヶ月以内に左右差が出る原因は、ダウンタイムの症状です。手術後は施術を受けた多くの方が腫れや痛み、内出血など、医師が「ダウンタイム」と呼ぶ症状を経験します。
埋没法の手術のダウンタイムは、両目とも同じように起こるとは限らず、片目だけダウンタイムの症状が強く出ることもあります。そのため、まぶたのバランスが悪くなり、二重の幅に左右差が生じることもあります。
まぶたの腫れは1ヶ月続くことも
二重幅の左右差は腫れによるものなので、時間の経過とともに腫れが治まり、自然な二重のラインになります。
埋没法のダウンタイムは約1週間ですが、1週間後に目立つ腫れが引いても、実はまぶたはまだ腫れており、1ヶ月経過するまで(完成まで)腫れたり引いたりを繰り返すことになります。
そのため、術後1ヶ月でも腫れが残っている可能性がありますので、埋没法の術後1ヶ月で左右差が出たとしても、問題ないと考えられます。
埋没法で左右差が出る原因
ダウンタイムが終了した後でも、二重まぶたに左右差が生じることがあります。
・デザインの測るときの誤差
・皮膚の特徴
・もともと左右の目の開きの強さが違う
デザインを測るときの誤差
二重の幅を一定にするために、まつ毛から二重までの長さを円弧状に測りますが、測る位置によって二重のラインから睫毛までの長さが変わってきます。
また、測定したラインから同じ幅の印をつけるのは、そう簡単ではありません。このように、わずかな誤差で数ミリの左右差が出ないように、医師は手術中に細かいところまで気を配る必要があります。
皮膚の特徴
まぶたの皮膚は伸びやすく、少し力を入れただけで数ミリの差が出ることがあります。
特に施術前にマーカーを引くとき、まぶたの皮膚が伸びすぎると左右差の原因となってしまいます。
もともと左右の目の開きの強さが違う
左右差の原因の1つに、左右の目の開く力が違う場合があります。目の開きが弱いと開いたときの幅が広くなり、目の開きが比較的強いと幅が狭くなります。
一般的な二重術では目の開きを精密に調整しないため、閉じた状態で両目の幅を同じに設計すると、開いたときに左右の目の幅が異なることがあります。
この問題を解決するために、目の強さを考慮した二つ折り設計の幅を調整する必要がある場合があります。例えば、目の開きが弱い人のために、二つ折りの幅を狭く設計することもあります。
二重まぶたに左右差がある場合の対処法
ダウンタイムによる腫れが落ち着いた後も左右差がある場合は、担当医に相談してください。左右差の状態や程度によっては、糸の除去や別のタイプの糸への交換を提案されることもあります。
場合によっては、炎症を抑える薬の使用や、抗炎症点眼薬の使用を医師から勧められることもあります。ドライアイが原因であることが判明した場合、症状を軽減するために人工涙液を勧めることもあります。
二重まぶた埋没法後の左右差の改善方法
手術の失敗によるものなのか、腫れによるものなのかを判断し、それぞれに適した改善方法を解説していきます。
手術後のトラブルを解消するコツも解説していきますので、二重まぶた埋没法による左右差を改善したい方は参考にしてください。
担当医の診察を受ける
二重まぶたの左右差がある場合、まずは埋没法を行った美容外科医の診察を受けましょう。診察では、左右差が元々のまぶたの形によるものなのか、医師の技術によるものなのかを確認します。
また、医師はまぶたの組織の再形成や余分な除去を勧めることもあります。そうすることで、左右対称の目元にすることができます。
やり直しが必要な場合は修正手術を検討する
修正手術は、最初の埋没法よりも複雑な手術です。美容外科医は施術で挿入した埋没糸を取り除いた後、患部の組織を再構築し、上下のまぶたの張りを調整します。
再手術が必要な場合は、リスクと利点について医師と相談した上で決定することが重要です。
手術を受けたクリニックの保証を確認する
クリニックによっては、埋没法の手術を受けた際の保証を設けているところもあります。その場合、無料で再手術を受けられる可能性があります。
再手術を検討する前に、クリニックに問い合わせて保証の条件を確認することが大切です。すべてのクリニックが同じ保証体系を提供しているわけではないので、よく調べておきましょう。
手術後のトラブルを軽減するコツ
二重まぶたの埋没法の手術を受け、左右非対称にならないようにしたい場合、いくつかのポイントがあります。
まず、手術後は必ず患部に氷を当て、数日間安静にして腫れを抑えましょう。さらに、サングラスをかける、埋没糸が不安定になるような運動は避けるなど、アフターケアについては医師の指示に必ず従ってください。
痛みや違和感を感じたら、医師に連絡することが大切です。
正しい知識をつけて埋没法を受けよう
この記事では埋没法の施術後に左右差が起こる原因や解決法を紹介しました。
埋没法を受ける前には、正しい知識を身に付けることが大切です。
埋没法に関して他の記事でも詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてくださいね☆