口の両脇から口角の下にかけて分布している脂肪であるジョールファット。
ジョールファットを除去する方法のひとつに、脂肪溶解注射があります。
脂肪溶解注射はデオキシコール酸を有効成分としており、この成分は脂肪を分解するだけでなく、小顔になるためのさまざまな効果を発揮します。
今回は、この脂肪溶解注射の仕組みや効果、使用できる部位、効果が期待できる時期についてご紹介します。
脂肪溶解注射の仕組みと効果
脂肪溶解注射の有効成分であるデオキシコール酸とは、体内で自然に生成される胆汁酸の一種で、通常は消化の際に脂肪の分解と吸収を行います。
直接注射することで脂肪細胞を分解し構造を破壊、溶解させることができます。この脂肪溶解注射には、主に以下の効果が期待できます。
【脂肪誘拐注射の効果】
1.脂肪分解
2.肌の引き締め効果
3.リンパの循環促進
4.脂肪燃焼効果
1.脂肪溶解
脂肪溶解注射の主な効果であり、頬の脂肪溶解に効果的な主な理由です。細胞を分解・破壊し、顔の輪郭をほっそりとさせることが可能です。
2.肌の引き締め効果
脂肪を溶解する際に、注射をした部分の皮膚を引き締める効果もあります。これにより、顔にハリを与えシワを目立たなくすることができます。
3.リンパの循環促進
脂肪溶解注射は、脂肪溶解と肌の引き締めに加えて、注射した部分のリンパの循環を促進する効果があります。これにより、肌のデトックス効果が高まり潤いとハリのある肌へと導きます。
4.脂肪燃焼効果
脂肪溶解注射の最後の効果は、脂肪の燃焼を促進することです。デオキシコール酸が脂肪細胞を分解することで、体内の代謝が活性化され脂肪の酸化が進み、さらに頬の脂肪を減らすことができます。
脂肪溶解注射の注射部位と施術方法
脂肪溶解注射は、主に顔、特に頬の脂肪を溶解するために使用されます。さらに、腹部（上腹部、脇腹、下腹部）、大腿部の部分痩せにも使用することが可能です。
患部に直接注射をするため、非常に効果的な施術法です。
脂肪溶解注射は、数分で完了する短時間・非侵襲の施術法です。そのため、手軽に美容整形を行うことができます。
ジョールファットを減らしたい！脂肪吸引と脂肪溶解注射どちらがよい？
脂肪を減らすというと、”脂肪吸引 “を思い浮かべるかもしれません。
脂肪吸引と脂肪溶解注射の選択は、皮下脂肪の厚さによって異なります。
皮下脂肪が非常に厚い方：脂肪吸引
皮下脂肪が薄い方：脂肪溶解注射
脂肪吸引は手動で吸引するため、均一に行うことができ均整のとれた仕上がりが期待できます。さらに、脂肪細胞が体外に排出されるため効果は永久的です。ただし脂肪吸引では、肌の凹凸やつっぱり感、色素沈着などのリスクも高まります。
皮下脂肪が薄い方は、脂肪溶解注射が適しています。脂肪細胞に直接注射を打つことで、脂肪細胞が分解され体外に排出されます。
ジョールファットを減らしたい！糸リフト・HIFUと脂肪溶解注射どちらがよい？
小顔・たるみ施術では「糸リフト（糸リフト）」や「HIFU」を選ぶ人が多いようです。
しかし、たるみの原因が皮下脂肪の厚みにある場合も多く、その場合は「脂肪溶解注射」で適切な部位をスリムにすることで小顔やたるみの解消につながることがあります。
一度減らした脂肪は元に戻らないので、施術時間が長いことも糸リフトやHIFUと比較して大きなメリットです。
もちろん、どの施術が適しているかは自分では判断が難しいので、カウンセリングの際に医師に相談すると良いでしょう。
ジョールファットの脂肪溶解注射のデメリット
脂肪溶解注射は、ゆっくりとした効果が得られるのが魅力の施術です。複数回の施術で徐々に脂肪を減らしていくことで、他人にその変化を気づかれにくいのが特徴です。
しかし、脂肪溶解注射にはデメリットもあるため、施術を受ける前に知っておくことが大切です。脂肪溶解注射のデメリットについて紹介します。
【ジョールファット除去のデメリット】
1.体調や体質によってはできない場合がある
2.輪郭や頬のこけが生じることがある
3.リバウンドが生じることがある
1.体調や体質によってはできない場合がある
脂肪溶解注射に使用される薬剤の種類によって、注射が安全に受けられるかどうかが決まります。
人によっては、安全性の問題から脂肪溶解注射を受けられない場合もあります。
事前に医師と相談し、体調や体質によって安全に注射を受けることができないかどうかを判断することが大切です。
2.輪郭や頬のこけが生じることがある
脂肪溶解注射がうまくいかなかった場合、輪郭や頬のコケになることがあります。
その理由は、顔の脂肪細胞は均等に分布しているわけではなく、特定の部分に何倍も集中しているためです。
そのため、輪郭がいびつになったり、頬がコケたりすることが稀にあるといわれています。
3.リバウンドが生じることがある
脂肪溶解注射は、リバウンドがないという保証はありません。その理由は、脂肪細胞の数は変わらなくても大きさは変わるからです。
継続的な食べ過ぎや運動不足で、脂肪が増えてリバウンドのようになることがあります。リバウンドの可能性を低くするためには、健康的な生活とバランスの取れた食事を維持することが大切です。
効果と各施術の比較を学んでから脂肪溶解注射をしよう
一度溶解した脂肪細胞は再生しないといわているため、脂肪溶解注射はリバウンドが起こりにくいです。ただし効果には個人差があることは念頭に置いておきましょう。
脂肪溶解注射はメリットもあればデメリットもあり、どちらも知っておくことが大切です。また、脂肪溶解注射以外のジョールファット除去法も紹介したので、せひ参考にしてください。
そして、脂肪溶解注射を受ける場合は、必ず医師のカウンセリングを受けてからするようにしましょう。
他の記事でもジョールファット除去について詳しく紹介しています。ジョールファット除去を考えている方はぜひ読んでみてくださいね。
