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Feel the Music vol.23
「おしりかじり虫」スペシャル!うるま×松前公高『かじり対談!』 うるまでるび
■ナビゲーター:松前公高 ■デザイン:SQIP Inc. 掲載日:2007.10.3
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 「みんなのうた」から話題になり、子供向け音楽としてはひさびさにチャートインした「おしりかじり虫」。アニメーション、作詞作曲まで行った夫婦ユニット、うるまでるびの夫、うるまと、古くから彼等の音楽を担当し、今回も一緒に曲作りをした、MUSICSHELFでもセレクターもつとめるミュージシャンの松前公高による対談をおおくりします。
 現在、うるまは「おしりかじり虫」の大ヒット中で取材に追われる毎日。松前公高は自宅で作業を行っているので、今回は「おしりかじり虫」制作秘話という事で「チャット対談」を行いました。(2007.9.10実施)
松前公高 > 松前公高:こんばんわ。
うるま > うるま:お疲れッス。
> 松前公高:チャットいまからでいいですか?
> うるま:いいですよ。
> 松前公高:ごはんたべた?
> うるま:まだ。
> 松前公高:ええ~?そりゃ大変や。
> うるま:予想以上にヒットしてくれて大変です(笑)。
松前公高
> 松前公高:オリコンとか、Mステとかにでてて、びっくりしましたよ。オリコンにも入ってるね。
> うるま:今日はオリコン3位だって。(9月10日付)
> 松前公高:今日月曜でしょ?ってことはデイリーチャートって日曜のだから、きっと週末家族で買い物にでかけたりして、CD屋でみかけて購入したりするからじゃないのかな?若者がヒット曲買うのは学校の帰り。だから週末は子供向けの曲が強いとか?笑
> うるま:なるほど、そんな影響もあるのかも。
> 松前公高:一時、品切れ続いてたけど、もう店には並んでるのかな?
> うるま:もう一時の状況は解消されたようです。今どきのチャートは初登場で1位とか2位とか一気に取ってあとは落ちる一方らしいのですが「おしりかじり虫」は、地味にずーっとチャートインしてて、あがったりさがったり。
> 松前公高:そのへんがアーティスト、歌手、アイドルものと違う点ですね。
> うるま:昔のチャートの動きっぽいそうです。
> 松前公高:へ~、子供向けは地味に長くつづくのかな?あと「着うた」ががんばってますよね。
> うるま:そうみたいですねえ。
> 松前公高:いまだに電車とかで「おしりかじり虫」が携帯から鳴る音をきいたことはないけど(笑)。ところで、いまだに取材いそがしいみたいですねえ?
> うるま:今日は取材3連チャン。
> 松前公高:あらら、ご苦労さんです。このチャットは普段話さない内容にしますんで。(笑)
> うるま:よろしくです。
> 松前公高:「おしりかじり虫」の曲はうるまさんとぼくとで作ったわけなので、そのあたりの話から。まずは、やはり一番印象にのこる最初の「おしりかじりむ~し~~」ってメロディですが、どういうふうに思いついたの?
> うるま:おしりかじり虫のキャラが生まれたときに、すでに鼻歌であのメロディを歌っていました。
> 松前公高:言葉とメロとキャラが同時に?
> うるま:そうですね。素人の思いつきなので「おしりかじりむ~し~~」は音程が2つしかありません。
> 松前公高:ははは、でもそれがよかった!と。
> うるま:そうそう。
> 松前公高:で、つぎに続くラップの部分は?
> うるま:最初にプロトタイプでアニメを作ったとき、自分で歌ってラップを作ろうと思いました。
> 松前公高:なるほど。
> うるま:リズムだけ入れて、聞きながら歌って。
> 松前公高:そのデモバージョンを最初に渡されましたけど、あのトラックはサンプリングCDなどからループでオケをつくっていたんですよね?
> うるま:うん。全部ループです。Soundtrack Proで伴奏を付けていった。
> 松前公高:なるほど。
> うるま:そのままの声じゃ恥ずかしいのでピッチをオクターブ上げて。
> 松前公高:デモの段階で、前半は現在とほぼ同じ形までできていましたよね。
> うるま:そうですね。
> 松前公高:あえて違いを言えば、かなりファンキーだった。
> うるま:でも全然ラップにならなかった。
> 松前公高:それで、もっとファンキーな方向か?この雰囲気を残すか?って相談をしましたよね?
> うるま:そうそう。
> 松前公高:なるほど、うるまさんとしては、本当はもっとかっこいいラップにしたかった?
うるま
> うるま:うん。でも全然ならないので途中で歌謡曲っぽくしようと方針を変えました。
> 松前公高:ははは。これも素人だから、うまくいかなくてよかったって部分ですね。
> うるま:70年代にぼくらが聞いてた、いろんな音楽の要素を凝縮したみたいな。
> 松前公高:アレンジで僕もファンク、一度やってみたけど、本格的にするなら、それこそほんとのファンクとかラップの人に頼むほうがいい、このチープな感じを残してという事なら、僕の得意分野だった。
> うるま:そうそう。
> 松前公高:ファンクとラップは雰囲気だけ素人っぽく残して、テクノポップをうまく混ぜて。
> うるま:いいとこ取り。
> 松前公高:そういえば、誰か有名な歌手、タレントに歌ってもらおうって話もあったね。
> うるま:「えー?!あの人が歌ってるのー??」みたいなのも面白いだろうと思って、具体的に名前も上がりました。
> 松前公高:結果として、これも自分達で歌ってよかったですよねえ。こういう曲調になって。なんか、素人くささが、いい方向に働いた。ぼくもそのあたり予定して、演奏をわざとヘタにやって、打ち込みのリズムをあとでかなりズラしたり、歌の音程もうまく歌えすぎたモノをボツにして、微妙な音程の方をオッケーテイクにしたり。前半の憶えやすさ、後半の悲しい展開、テクノポップな曲調、ヘタクソ感、あの声、そして、数々のくだらない「セリフ」(笑)。そこに更に絵も加わって、何かひとつ違っても、うまくいかなかったかもしれない。
> うるま:そう思います。
> 松前公高:でも有名な人に歌ってもらったとしても、あのエフェクトかけたら、誰かわからなかったでしょうね。
> うるま:そうそう。
> 松前公高:作曲の話にもどりますが、それでデモをもらって「おしりかじり~む~し~」とラップの繰り返しに、僕が後半の「おしりかじいったら~~」以降を追加作曲した。
> うるま:素人くさいAメロに、音楽的にしっかり作った泣けるBメロを加えたら、お互い引き立つ。
> 松前公高:僕は単にプログレッシブロックが大好きで、コード進行その影響で、泣けるものつくったんだけど、それがうまい具合にハマったよね。
> うるま:いろんなことが、すごくスパっ、スパッとはまったプロジェクトでしたね。
> 松前公高:うんうん。
> うるま:全体的に、出発はあまり深く考えてなくて、あとで深~く練り込むという作品ですね。
 
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うるまでるび・松前公高 プロフィール
うるまでるび

うるまでるび
経済産業省が「スーパークリエータ」の称号を与えた、うるまとでるびの2人組アーティストユニット。桑沢デザイン研究所卒業後、1993年にウゴウゴルーガに参加。アニメーションシリーズ「しかと」で脚光を浴びる。その後、アニメーション、キャラクター、ソフトウェア、エッセイなど、ジャンルにこだわらずあらゆるコンテンツを企画・制作している。代表作に「しかと」(アニメーション/ウゴウゴルーガ)、「カプセル侍」(アニメーション/えいごリアン3)、「おれボテ志」(イラストエッセイ/ほぼ日刊イトイ新聞)、「びっくりマウス」(ソフトウェア/Playstation2)、「おしりかじり虫」(アニメーション/NHKみんなのうた)などがある。有限会社うるまでるびプロダクション代表。日本アニメーション協会理事。

オフィシャルサイト
「レッツゴー!うるまでるび」
http://urumadelvi.jp/
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松前公高

松前公高
きどりっこ、コンスタンスタワーズを経て、エキスポ、スペースポンチ、S.S.T.BANDなどで活動後、現在は、ソロを中心にライブや様々な音楽制作を行っている。神戸空港出発ロビー大時計台「アースクロック」、NHK「おしりかじり虫」(うるまでるびと共作曲、編曲)「ビットモンDUEL W.I.Z.」「カプセル侍(えいごリアン3)」、「太鼓の達人クレイアニメ」の他、ゲームなどの音楽も多数てがけている。マニュアルオブエラーズ所属。

オフィシャルサイト
http://www.matsumae.com/
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