MUSICSHELFトップ > 特集・連載 > 浜崎貴司 インタビュー
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| ■インタビュー/文:中林直樹 ■撮影:ジャン エリ |
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無類のサッカー好きで、また音楽業界にはとどまらず、幅広いネットワークを持つことでも知られるミュージシャン浜崎貴司さん。そんな彼が陣頭指揮して完成させたのがシングル「友情のエール」とオムニバスアルバム『YELL(エール)』だ。特に「友情のエール」は商品価格600円のうち、100円が子供達が使うサッカーボールの購入資金にあてられるという。ボールの送り先は、なんとアフリカはエリトリア国。そこで今回のプロジェクトについて、さらに浜崎流ワールドカップの楽しみ方を聞いてみた。 -- 今回のシングル「友情のエール」は、非常に豪華なメンバーが集まってこの1曲を歌ったり、演奏したりしているわけですが、始めからチャリティーというコンセプトはあったのでしょうか?
いえ、実は最初からそう思っていたわけではないんです。最初は日本代表を応援するために、ミュージシャンとして何かできることはないか、と考えていて、そんな趣旨のコンピレーションアルバムを作ろうと思っていたんですね。4年に一度しかない大きなイベントですから、みんなで盛り上がって応援しようというシンプルな気持ちでした。ところがあるとき、世界にはサッカーボールも買えない子供達がいることを知ったんです。彼らは、ペットボトルをつぶしたり、布を丸めたりしてボールの様にして遊んでいる。せっかく、CDを作るのなら売り上げの一部をサッカーボールに代えて、送ってあげようという想いがそこに生まれました。
-- それぞれのミュージシャンの持ち味が、適材適所で発揮されていますね。それも浜崎さんの手腕だと思いますが…
それは今回参加してくださった、皆さんの気持ちがそこにこもっているからです。気持ちがこもると自然に音も良くなるんですよ。
-- 趣旨に賛同したのは、忌野清志郎さんや大黒摩季さん、石井竜也さんといったミュージシャンや、小泉今日子さん、竹中直人さん、白石美帆さん、MEGUMIさんといったタレントさんや俳優さんまで、様々ですね。
僕から直接お願いしたかたもいるし、レコード会社のスタッフから紹介していただいたかたもいます。印象的だったのは清志郎さん。清志郎さんのマネージャーを通して、サッカーについてあまりご興味がないということは知っていたんですが、直接今回のチャリティーのお話をしたら快く引き受けてくれたんです。僕は、どうしてもこの曲の中で清志郎さんに「愛しあってるかーい?」と叫んでほしかったんですよ。
![]() -- 確かに清志郎さんのメッセージは、この曲の中でも説得力がありますね。
こういうと語弊があるかも知れませんが、「大人達が集まって、声高く青臭いことを歌っている状況」を作りたかったんです。無邪気な感じというか。サッカーファンの純粋な想いがさらに次の次元に届くような感じがするんです。日本チームに対する僕らの愛情が、日本を代表する愛(この言い方はちょっと恥ずかしいんですが…)となって、貧しい子供達に届く。今回の録音中、パズルのピースが少しずつ完成するような、そんな確かな気持ちができ上がって行くのがわかりました。
-- でも、大上段に構えているわけではないんですよね。だから音楽も素直に心に響いてきます。
そう、僕らは正義を振りかざすようなことは全くしたくないんです。世界中がワールドカップで盛り上がるわけで、その一環としてプロジェクトが存在すると思っています。チャリティーもお金ではなく、遊び道具であるボールを渡すんですから。もし、自分の甥や姪が「サッカーを始めたい」と言い出したら、サッカーボールをプレゼントしてあげるでしょう。そんな気持ちなんですよ。サッカーという世界共通のスポーツを使って、コミュニケーションするということです。
それと今回差し上げたボールで、エリトリアの少年少女達が一所懸命練習して、やがて代表選手となり、日本代表をこてんぱんに負かすときが来るかも知れないじゃないですか、そんな想像をするのも楽しいもんです(笑)。
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いえ、実は最初からそう思っていたわけではないんです。最初は日本代表を応援するために、ミュージシャンとして何かできることはないか、と考えていて、そんな趣旨のコンピレーションアルバムを作ろうと思っていたんですね。4年に一度しかない大きなイベントですから、みんなで盛り上がって応援しようというシンプルな気持ちでした。ところがあるとき、世界にはサッカーボールも買えない子供達がいることを知ったんです。彼らは、ペットボトルをつぶしたり、布を丸めたりしてボールの様にして遊んでいる。せっかく、CDを作るのなら売り上げの一部をサッカーボールに代えて、送ってあげようという想いがそこに生まれました。





